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代表取締役社長

大野 敬太
スタートアップと大企業の間だから見える成長戦略
マネジメントしない自律駆動型組織で、再出発を目指す

アパレル販売員からキャリアをスタートし、新卒で博報堂に営業職として入社。その後、アイスタイルで事業戦略室を経て、ベンチャーキャピタル KLab Venturesに入社した後、2013年に株式会社IROYAを創業。2018年にオムニチャネル導入支援サービスである「Monopos」を新設分割し、より強化するため凸版印刷子会社として株式会社Monoposを設立。

代表取締役社長

大野 敬太

アパレル販売員からキャリアをスタートし、新卒で博報堂に営業職として入社。その後、アイスタイルで中国法人の設立や事業戦略立案を経て、ベンチャーキャピタル KLab Venturesに入社した後、2013年に株式会社IROYAを創業。2018年にオムニチャネル導入支援サービスである「Monopos」を新設分割し、より強化するため凸版印刷子会社として株式会社Monoposを設立。

創業のきっかけは?

私自身が大学時代からアパレル販売経験もあり、いつか小売を支援できるような事業をしたいと当時から思っていました。2013年に創業したIROYAでは、他社商品をキュレーションし販売するECサイト「IROZA」を運用していた他、物流から配送までを一元管理するシステムも作っていました。
そのシステムを、小売事業向けにオムニチャネル支援サービスとして提供したのが「Monopos」です。2018年には、このサービスをより強化するため、凸版印刷の子会社、株式会社Monoposとして新会社を設立しました。

IROYAを経て、新しい事業体でのスタートですが、変化はありますか?

当初は中小の小売をターゲットにしていましたが、大手企業からの引き合いが増えています。Monoposは、自分たちが販売員をしていた際の実体験をもとにした機能が備わっています。例えば、店頭でMonoposから検索すれば、どの店舗に在庫があるかがすぐ把握できて、ECも連動しているので商品の画像もみれる。痒いところに手が届くということで、現在は、アパレル業界だけではなく、飲食店や雑貨など幅広いクライアントに活用いただいています。


次に目指すのはどのような形ですか?

小売流通に特化したセールスフォースになりたいと思っています。バーティカルに小売業界に特化していきます。Monoposは小売で使えるベース機能は揃っているので、次はユーザー単位で使える仕組みも提供していきます。ツールを入れれば、店頭もECもマネジメントできて、会計やマーケティングも包含できるようにしたいですね。小売はコスト意識も高いので、初期投資なくそこまで提供して、小売業界を支援できるサービスにしたいですね。


会社として、どのような人材を求めていますか?

弊社の標語に「Fail Fast Be Agile」という言葉がありますが、どんどん失敗し、そこから学び再チャレンジして欲しいですね。あとはプロとして、自律、自走できる人であってほしいですね。
今は、エンジニア、またはエンジニア的な思考を持っている人しか採用していません。私自身、プログラミングを書けるわけではないのでプログラミングが必須というわけではなく、彼らと類するような考え方、物事の構築ができる人を採用したいですね。
コーポレート部門もバックオフィス経験者ではなく、エンジニアで構築していきたいと思っています。

エンジニア思考とは?

細かく定義しているわけではないですが、ロジカルに物事を構築できる、建築的な発想でできるかです。定量と定性を行き来できるかが重要です。定性的な、感覚的な判断をして進む人は多いですが、感性だけだとこれからはしんどい。
今は、エンジニアが大半ですが、創業以来こんなに組織がうまくいっているのは初めてですね。

そこを社員が補ってくれていると。社長の仕事とは何でしょうか?

社長業は6年目ですが、現状は所謂"マネジメント"はしていません。以前は、マイクロマネジメントで、各部門がどう動くかをスケジュール、工程管理していました。でもこれだと会社の成長はある一定で育たなくなったんです。
管理されているのが前提になるので各々が自律できなくなるし、最後は社長が責任とるからいいよねとなってしまう。なので、大枠を決めることはあっても、細かいマネジメントには関与せず社員に決裁権を委ねています。

管理していたものを手放すのは怖くなかったですか?

前身でだいぶ失敗したんで、怖くはなかったですね(笑)もちろん事業タイミングにもよりますが、今のタイミングだと、自身は関与しない方がいい形で進むと思っています。結果的に数字も伸びています。
創業してきた中で一番うまくいかなかったのが人材マネジメントでした。色々な方にきていただきましたが、引き留めることができなかった。細かくマネジメントし、会社としても成長していましたが、働く側からすると働きやすい環境ではなかったんですよね。人材マネジメントには相当時間をかけ、失敗も重ねました。その結果が、僕にとってはマネジメントしないという答えです。

会社組織としてはどのような姿を目指していますか?

社員から社長をやりたいと言われたら変わるつもりでいます。社長が固定化されることで会社の成長は、どこかのタイミングで止まると思っています。メンバー各自で自律的に動ける会社にしたいですし、自分たちにとってどういう会社がいいのかというのを考える時には、社長の役割自体も循環する会社にしていきたいです。

どのような人がMonoposには向いていますか?

指示待ちの人にはしんどい環境だと思います。手を上げれば、誰でも制度設計や新規事業ができる環境なので、裁量をもちオープンマインドな人には働きやすい環境じゃないでしょうか。
あとはスタートアップですが、スタートアップではないのも特徴で、規模は小さいですが凸版印刷の子会社なので、大きな仕事が増えてきています。スタートアップの勢いだけでなく、ある程度、余裕を持ちながら事業を進められるので、大企業からの転職でも無理せず働けるんじゃないかと思います。
逆に、スタートアップから同じ規模の会社へ転職というのは珍しいですが、中間の状態なので、少し違う視点で物事をみれる環境です。

スタートアップと大企業の両方を経験できる環境ということですね。

私自身も大企業とスタートアップ両方見た上で、今はやりやすい規模だと思っています。それに、子会社化したからといって、彼らのルールや基準を押し付けられるということはないので、制限も少ないです。通常は子会社化したら会社内に閉じ込めがちですが、対等な関係を築けているので、会社としての方針を選べるのは非常に助かっています。
なので、将来的には、「違った形」で企業体として再出発したいと思っています。SaaSの事業は、時間も投資もかかるので、ある程度の体力が必要です。これまで資金調達は行ってきたので、また違うアプローチの仕方を実践しているところです。

座右の銘は?

「清濁併せ吞む」ですね。
中国の史記が由来の言葉で、清いものも濁っているものも区別なく受け入れるという考え方です。法令は統治のためにあり、善悪を裁くものではない、悪いものも良いものも全て受け入れるような器でありたいという意味です。
ベンチャービジネスは時としてグレーゾーン、法整備が追いついていないものを作る必要があります。倫理的に悪いものだと弾いてしまうと新しいビジネスは生まれません。法を侵すという意味ではなく、ただ闇雲に善悪の判断をするのではなく、まずは全て受け入れるスタンスでやっていきたいです。

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